SSブログ

サボテンの聖地 [旅日記]

 伊豆高原に『シャボテン公園』というのがある。シャボテンとはサボテンの事。漢字で書くと仙人掌。日本語なんですね。サボテンって。私はサボテンを数鉢育てている。そんな私にとって、『伊豆シャボテン公園』は聖地といえなくも無い施設なのである。

 蒲田駅で緑の窓口に入る。
「伊東までの乗車券、それとグリーン券も」
「はい、伊東までの乗車券と、川崎伊東間のグリーン券ですね」
 私は切符を手にするとまず川崎まで。ここで重要なのが、崎陽軒でシュウマイ弁当を買うこと。わざわざグリーン券を買ったのは、座って駅弁を食べながら旅がしたかったからだ。ついでにビールも購入。
 時刻表を見たわけではなかったが、ちょうど「快速アクティー熱海行き」が、川崎駅のホームに滑り込んできた。ナイスタイミング。すぐさまグリーン車に乗り込み、シュウマイ弁当を食べ始めた。ビールを飲み、シュウマイ弁当を勿体つけてゆっくりと食べる。窓の外の景色は見慣れたものだ。
 電車は熱海に着いた。ここで、伊東線に乗り換えて伊東まで行く。♪伊東へ行くならハトヤ。電話は良い風呂♪4・1・2・6・4・1・2・6はっきり決めたハトヤに決めた伊東に行くならハトヤ♪ハトヤに決めた♪♪気がつくと心の中で歌っていた。
 いとう駅に降り立つと、ハトヤの大漁苑の送迎バスが走っていた。
♪前はう~み、後ろ~はハートーヤーの大漁苑♪♪えんやーとっとーえんやーとっとー!子供がはっぴ着て巨大なカツオを抱きかかえるシーンが思い起こされた。これらのCM覚えている方多いのではないでしょうか?探してみたらあった↓
http://www.youtube.com/watch?v=vBjSHJ8Xj3k
(子供が抱えているのはブリ系の魚でしたね^^;)
 それに引き換え、現在の熱海や伊豆の姿・・・・。なんだか寂れている。

 伊東駅からシャボテン公園まではバスで40分くらいかかる。計算するとシャボテン公園に着くのは2時くらいになってしまいそう。
「もっと早く出るんだったなぁ・・・というより、日帰りで来ようとするのが間違いだな、俺・・・・」
バスの中で自問自答を繰り返した。
 バスは2時過ぎにシャボテン公園前に着いた。大室山がまんまるくそびえ、雪が残る山肌をリフトが登っていく。とっても寒そうだ。ここへ来るのはおそらく小学校の移動教室以来ではないか?時間があったら大室山に登ることも考えられたが、何せ時間が無さ過ぎる。シャボテン公園の閉園時刻は午後4時なのだ。急がなくては。
 シャボテン公園の入り口に入ると、そこは『ふもと駅』という無料バスの発着所だった。客は誰もおらず、係員が私に元気よく話しかけてきた。
http://www.shaboten.co.jp/index.html
「シャボテン公園ですか?そこの発着所から無料バスが出ますので乗って待っていてください。まもなく発車しますから」
 私は言われるがままマイクロバスに乗り込んだ。
「では出発しまーす!2分ほどで到着します」
 私を誘導した係員がドライバーも兼ねていた。
「はい、右に見えますのがロバに似た動物、リャマです」
「・・・・」
「シャボテン公園には色々な動物が飼われています。動かない鳥として有名なハシビロコウのビル君が食事をしているかもしれませんねぇー」
「・・・・」
「大講堂ではチンパンジーの学習発表会が行われます。こちらは3時から行われますのでぜひ御覧くださーい!」
「・・・・・ええ。そうします・・・・」
 客が私一人だろうが、大勢乗っていようが、手抜き無くサービスする従業員。素晴らしい。
「帰りのバスは閉園と同じ4時になっております。それでは到着いたします。ごゆっくりお楽しみください!」
 私はバスを降り、入り口へ。入場料は1800円もする。もぎりの係りは肩にカメラをぶら下げていて、
「来園記念に写真はいかがですか?帰りには出来上がりますよ」
等と言うサービスも行っている。一枚いくらか聞かなかった。恥ずかしいので撮影も断った^^;
 園内には順路があるが、それに従っていては時間が足りない。私はとりあえず、サボテンの温室へ向かった。寒かったから^^;

『ネオポルテリア』


『燃えるような赤トゲ うーん美しいそして痛そう』 

 シャボテン公園には色々な種類のサボテンがある。中でも、『金鯱』という種類のサボテンは寿命も長く、見ごたえ十分。まさに
「金の樽」
 である。なぜか写真は撮らなかったが、樹齢?150年(推定)を数える物もある。何せ花が咲くまでに、早くて30年かかると言われている。家にも金鯱があるが、鉢植えだし、開花するまでにあと何年掛かるのだろうか?


『見事な柱!』

 時間が無いので足早に温室を見て、『サボテン狩りコーナー』へ。サボテン狩りとは、土に植えてある苗を箸で掴んでザルにいれ、カウンターに持っていくと鉢に植えてくれるというサボテン屋の進化形である。小さくて可愛いサボテンたちが整然と植わっている。お好みのサボテンたちを数種類掘って持って行けば寄せ植えにもしてくれる。うーむ、ここで働きたい!
 あまり見ていると欲しくなってしまう可能性もあるので足早にサボテン狩りコーナーを出て、少し動物達を見て回る事にした。


 見晴台から富士山が見えます。ちょっと曇っていたけど・・・。


 サボテンの故郷の遺跡をイメージ。オルメカの巨石文明だったかな?


『いたるところに孔雀がいます』

 ここで時刻が3時になったので、せっかくなのでチンパンジーの学習発表会を見ることにした。大講堂でチンパンジーが綱渡りをしたり、竹馬に乗ったりナイフとフォークでバナナを食べたりしていた。若いチンパンジーがここで技術を学び、大きくなったら卒業していくようだ。

 発表会を見終えると再び園内散策。『バードパラダイス』へ行ってみた。大きな網の中を歩くのだが、中には鳥が一杯!しかもすぐ近くに!この迫力!!超弩迫力!大きな鳥に挟まれて歩くのは正直スリル満点だった。ビビッて写真どころではなかった。怖いので足早に通り過ぎた。
 バードパラダイスを出るともういい時間。足早に園内を見て回る。


『足元にリスザル』 
 
 放し飼いだからものすごく近くに寄れます。サルもなれているので逃げたりはしません。

 なにやら騒いでいる声が聞こえるので行って見ると。

 インコが沢山いた。とってもカラフルでその上でかい。声もものすごくでかい。ちょっと怖かった。
 

 このほかにも沢山の動物がいるのだが、閉園の時間が近づいてきた。カピバラやミーアキャット、プレーリードッグなどもいるようだが時間がなかった。今度は暖かい時に泊りがけで遊びに来たいと思った。



『大室山とサボテン温室』


nice!(18)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 18

コメント 11

minsuke

サボテンは面白い造形してますよね。
昔、うちにはいっぱいありました。
一時期、ブームになったのだと思います。
インコも飼っていました。
ホント、カラフルですよね。
by minsuke (2008-01-31 18:33) 

こんばんは^^
こんなところが伊豆にあるのですか~ 今頃は寒いのでしょうね~
時機を見て行ってみたいですね~
サボテンがなんといっても美しい~
by (2008-01-31 19:42) 

Baldhead1010

あのきれいな花は、鋭い針の裏返しですね・・・サボテン。
by Baldhead1010 (2008-01-31 20:06) 

お散歩爺

サボテンが育てられる紀行のところはいいですね。当地は駄目なんです。
せっかく大玉スイカ位に育てたサボテンも枯れちゃいました。
by お散歩爺 (2008-01-31 21:19) 

K

おじゃまします
シャボテン、いいですね~^^。一度カメラを持っていってみたくなります^^v。
by K (2008-01-31 22:27) 

サボテンもインコも綺麗ですね!
by (2008-01-31 22:56) 

HEIJI

自分もここでサボテンを買ったのが始まりでした。もう20年以上前です。
数年前久しぶりに行ったんですけど、入場料を見て入り口でUターンしてしまい・・・。
それに、何か買ってしまいそうな恐れも多分にあったりしたし・・・。
by HEIJI (2008-01-31 23:56) 

まいまい

こんにちは^^
クジャクもインコもキレイですね~♪
ハトヤ・・・懐かしいですね~(笑)
by まいまい (2008-02-01 11:09) 

いろは

こんにちは^^
随分前に(子供が小さい頃)車で行ったことがあります。
入場料が高いですね〜(^_^;)
やはりサボテンが素晴らしいですね☆彡
クジャクの色が綺麗〜〜♪
ハトヤのCM、懐かしいです(^_^)
by いろは (2008-02-01 13:58) 

ハニー

暖かそうで・・・景色もよくてベリーグーでしたねVV。
by ハニー (2008-02-01 15:47) 

サボテン狩りとはおもしろそう。
by (2008-02-02 15:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ハッピーウエディング雪の屋上 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。