カメラが直りました＾＾ｖ：山刃斎日記：So-net blog

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　金沢より帰ってまいりました。思った以上の雪の降り方でした。私の願いは、夜中にしんしんと雪が降り積もり、朝の日差しで目を覚まし、窓を開けると足跡一つ無い真っ白に輝く美しい世界！と言うのを期待していたのですが、願いどおりには行きませんでした。この話はまた近いうちに。
　さて今日の御題は・・・。
　お騒がせいたしましたが、カメラが直りました。銀座のNikonプラザに持ち込んだところ、係りの方が
「ゴミがついているだけなら、1時間ほどで清掃できますよ・・・」
　と言うではないか。
「あ、そうですか」
　私は何週間もかかってしまうものだとばかり思っていたので、驚いた。今まで画面にゴミが映りこんでも、ふかふかと吹き飛ばせばすぐにゴミは消え去っていた。だが今回はいくらふかふかしても、エアダスターでシュゴーッと吹いてもゴミは取れなかったからだ。
　1時間の間、どうやって時間をつぶそうかと銀座をさまようと、『傾奇蕎麦　一夢庵』と言う看板が見えた。
「こ、これは・・・」
　傾奇とは・・・。かぶきと読みます。かぶき者とは室町時代（もっと前からあったかも）異風な格好や立ち居振る舞いを好むため、権力者等から目の上のたんこぶ的に（←何だこの表現は＾＾；）されたといわれる者達のことで、有名所だと、小説『一夢庵風流記』やこれを原作とした漫画『花の慶次　雲のかなたに』、最近はこの原哲夫が書いた花の慶次がパチンコ化された前田慶次郎利益http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%94%B0%E5%88%A9%E7%9B%8Aが一番だと思う。また、前田利家も若い頃はかぶいていたようだし、信長や秀吉もかぶき者と呼べるのかもしれない。
　私は一夢庵風流記も、花の慶次も読んだので、一発でこの店の名がどこから来たものかわかった。早速店に入り、掻き揚げ蕎麦を手繰る事にした。
　蕎麦は太く黒く、汁は濃かった。関東風である。掻き揚げ蕎麦一杯600円。なかなか私好みで満足した。
　店のつくりは蕎麦屋とは思えないものだった。ちょいと洒落た居酒屋のような感じで、席はカウンター。回転寿司屋のような『湯のみでレバーを押し込むとお湯が出る機械』（何ていうの？お湯サーバーでしょうか？）の水バージョンが仕込んである。
　壁にはモニターが幾つか掛けられていて、なぜかダウンタウンの『笑ってはいけない病院24時』のような物が流されていた。ちょうど昼時でランチメニューしかなかったが、暖簾には「酒」の文字もあったので、夜には酒も出すのかもしれない。酒を飲みながら蕎麦を手繰りたい。
　とまあ、蕎麦を食ってもまだ時間があったので、近くにあった珈琲屋に入った。一階では豆を量り売りしていて、二回は喫茶店となっている。数人の店員が豆を挽き、抽出している。香ばしい香りがあたりに漂っていた。
「マイルド珈琲を・・・」
　挽き方も粗引きだとか3種類くらい指定できるようになっていて、本格的だった。味も納得できる深みのあるものだった。
　ちょいとまったりと過ごした後は、Nikonプラザへ清掃の仕上がっているはずのカメラを引き取りに行った。
「清掃だけで大丈夫でしたよ。保障期間内だったので無料です」
「ありがとうございます。助かりました」
　私は帰りがけに蒲田（私が住んでいる町）を通り越し川崎へ向かった。強力な大型ブロアーを買うためである。「安さ爆発みんなの○○○や」のポイントが1万ちょっとあり、期限が年内なのでこれで買おうと思っていた。期限が切れちゃったらもったいない。最近もっぱらラゾーナなので。
「安さ爆発みんなの○○○や」で売っていた中で一番でかいブロアーを買った。ポイントに余裕があったのでPLフィルターと、売り尽くし特価で売っていたNDフィルター（←使いもしないくせに。特価と言う言葉に弱い＾＾；）を添えて。

　さて、直ったカメラの写りはどうかな？

『河童が治水を手伝ったという』

『いつも賑わっています。浅草のシンボル。私は中学生以来』

『仲見世通り』

　観光地で写真を撮っていると良くあることなんですが、今日も
「すみません・・・」
「はい？」
　振り向くと可愛い女性がたった一人立っていた。
「あのう、写真を撮ってもらってもいいですか？」
「（お！これは♪♪）ええ、いいですよ」
　私はカメラを受け取り、女性についていった。
「お願いします」
　女性は待っていた『彼氏』と並んで雷門をバックにニッコリと笑った。